キジトラシスターズ

我が家にキジトラのメイがやってきたのは、2009年の6月11日。
その10日前の1日に、
ジャーマン・シェパードのシータを亡くした私と加とさんは、
深い喪失感と手を尽くし切れなかった後悔の念で打ちひしがれておりました。

旅立った日から10日後、
私の職場の玄関に、ポツンと置き去り状態の小さな子猫がいました。
それが、メイです。
会社の近くに、生まれて間もない子猫を5匹連れた野良猫がいて、時折私も見かけてはいたものの、彼らは素早く人間の視界から消え去ってしまうので追う事も出来ずに気に掛けていたら、多分そのうちの1匹が母猫からはぐれたのか置き去りにされたのか、会社の玄関先でミィミィ鳴いていました。

そのままにする訳にも行かず、とりあえず家に連れ帰って、里親募集はそれからだな・・

そして、里親になったのでございます。

メイ、と言う名は妹がつけました。
丁度梅雨時で、中国語で「梅雨」は「メイウー」と読む事から、メイ。
日本語読みすれば「ウメ」ですね(笑)

シータが旅立って以降、凹みまくりだった私の元に、シータの魂が戻ってきたのかなー・・・などと思いましたが、
食い道楽で鈍感で、人見知りもせず愛想もよく、その割に小心者で運動嫌いな性格は、シータとは真逆なので・・・どうも別モノのようです(笑)

それから半年。
明け方の薄暗い台所に朝飯の用意で降りて行くと、小さなキジトラ猫がいました。
てっきりメイだと思って「あらメイちゃん早いね」と声をかけたら、
メイとは思えぬ光速ダッシュで、猫穴(勝手口ドアに猫の出入り用につけた穴)から外に飛び出して行きました。

あの素早さはメイじゃない!!!((((;゜Д゜)))))))

それからしばらくして、
メイが居間の窓ガラスに顔をつけて下を見ています。
何かいるのかなー、と思い、窓際に寄って行くと・・・

痩せた子猫がおるよ!!!

さてどうする?(・_・;)
我が家にはボス猫・ふう(オス8歳)もいるし、半年前にメイを飼い始めたばかりで3匹も飼えるのか?
当然、母は猛反対。父もやめておけ、と言う。
がしかし、しかし!!

外にある水道脇においてある石鹸に、小さな牙の痕がありました。
食べるものが無くて、石鹸をかじろうとしたのでしょう。

あー!ダメだ!放っておけん!!
私と妹はしばらく面倒みたら里親を探すから!!と母を拝み倒し、まずは物置を片付けて「とりあえず猫部屋」を作り、そこで隔離飼育をする事に。
(メイも、最初はこの説教部屋ならぬ、隔離部屋でしばらく育てていました)

モモは推定3ヶ月。獣医さんが歯の生育状況から年齢を割り出し、2009年8月生まれと推定。メイは5月生まれと推定。5月は英語でMayだからまー、そっちから名付けたとも言えるわねw
モモの名前は母が決めました。
「梅と来たら、桃だわね」
・・・よく解りませんが、まぁなんでもいいや、でモモに決定。

物置の隔離部屋でスクスク育ち、梁に登って駆け回って遊ぶうちに、体育会系野生派猫の能力に磨きをかけ、食べる事に幸せを見出すメイと違って、手足がすんなり伸びて行きました。
不妊手術をし、ワクチン注射もして、さあ里親探しです。
ふうの頃からお世話になっている日高市の動物病院に里親募集のチラシを貼ってもらったところ、飯能市内の元獣医だった老夫婦から里親の申し出がありました。
元獣医さんに貰われるなんて幸運です。良かった良かった!・・・寂しいけれど・・・

ところが。
事態は思わぬ方向へと動きます。

里親を申し出て下さったお家で、高齢で健康不安もあるので、最後まで飼ってあげられる自信が無い・・・とな。

確かに、最近の猫は餌の質もあがっているし、動物病院で定期的にワクチンや検査もしているので長生きする子が増えました。昔はメスが12~3歳、オスが9歳前後でしたが、今の平均寿命は、それより5歳は長くなっていると思います。実際に、オスのふうさんは今年は16歳になり、寝ている事が増えましたが今も野ネズミハンティングをしています。

モモがその年まで生きたとして、16年。老夫婦の年齢は存じ上げませんが、70代だとすると、かなり厳しいかと。

となったら他の里親さんを探すしかないのですが、もうその時点は8割がた
「うちで飼っちゃおう」
と思っていました。正直、手放すのが悲しいと感じる様になっていたのです。

晴れて我が家の3匹目の猫(通算7匹目)となったモモさん。
バンニャーーーイ!!!!


そして現在。

メイは5月に8歳になりました。
相変わらず食べる食べる!その割に運動しない→肥る。
横幅ばかり成長して、前世はタヌキじゃないかと思う今日この頃。
性格は相変わらず愛嬌たっぷりで、宅配便のお兄さんお姉さんとも仲良し。
鈍くさいので、ちょっと高い所に登るには抱っこしてやらないと無理。
それゆえ、モモとの追いかけっこはいつも追いつかない・・・

モモは7歳10ヶ月。
食が細くて食べ過ぎるとすぐにリバースするのが難点。
それでも、俊足とジャンプ力は3匹居るうちでピカイチ。木登りも得意。
音も立てずにひらりと飛び乗ったり飛び降りたりするもんだから、時々ギョッとする。
好奇心旺盛で、ついつい遠出をしてしまい、帰宅が遅くなる事も。
人見知りするので、知らない人に会うとパッと消えたかのごとく逃げてしまう。

性格も身体能力も真逆の2匹ですが、結構仲良し。
車庫の屋上にある、陶製の椅子に匂い付け中のモモと、
「モモたんの匂ひがする・・・」と、匂いを嗅ぐメイ。

凸凹シスターズは今日も鼻をツンツンしながら、心地良い場所で昼寝とおやつを楽しんでいるようです・・・

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